目次

episode11. 【広告・宣伝にいくらかけてる?】

安藤 Instagramは写真を撮って載せてちょっと短文を入れるだけで、お金はかからないじゃないですか。それで、ホームページとかSEO対策。ああいうのって皆さん、どのくらいお金を使ってるんですか。うちなんか本当にGoogleビジネスプロフィールしか使ってないんですよ。YouTubeもただなわけだし、極力お金を使ってないんだけど、Google検索でこんな上まで上がってくると、何か対策してんのかなとか見る場合があるんだけど皆さんはどんな感じですか。

藤田 園の場合はあんまりそこにお金かけておられるイメージはないですね。

安本 うちは全然かけないです。

藤田 大学とかになるとすごいお金をかけられるんですけど、幼稚園などはほぼ使われてないんじゃないですかね、やられるとするとGoogleビジネスプロフィール、Googleで検索したときに右側に何か地図と一緒に出てくるようなところの情報をしっかりされるだったりとかですね。弊社でも運用代行みたいなお願いをされてるとこもありますね。一応写真屋さんで写真を持っていると、綺麗な写真を載せておいて、イベント情報をそこで発信する、とかはあります。検索して、なんとか幼稚園って書いてあるのに画像は工事中の看板とかだともったいないです。言ったらウェブ上の玄関みたいなところですから、ちゃんと園の画像にしましょうというところも含めて、対策されている園さんは増えてるとは思います。あそこは無料なので。

安藤 Googleのストリートビューで園の中に入るやつあるじゃないですか、あれやろうと思ってたんだよね。頼むとすごいお金がかかるけど、今360度カメラが安いからあれで何か撮影してできるかなとは思ってるけど、やられてる園さんありますか?

藤田 以前、登壇いただいた兵庫県の七松幼稚園さんとかがやってたような気がします。

三浦 橋口先生のところやってるよね。

橋口 やってます。


 吉田南幼稚園 ストリートビュー:https://bit.ly/3UZAlHQ

安藤 自分で撮ったの?

橋口 撮影は依頼しましたね。

安藤 僕いいなとは思うんだけどね、園の中が見れて。

橋口 うちは撮影後に増築したりとかして、どんどん変わっていってるので、どうなのかなって思いもあります。あとは鹿児島の教育職員は、離島に行って戻ってきたりとかがあるので、遠方の方が園の中身を見れるのはいいっていうのもあったんです。ただ、プライバシーとかそういったところで考えるときに、スタッフが映っているのもどうなのかなと思ったりもしました。

安本 あれってリアルタイムなのが見えるんですか。

橋口 いや撮ったやつです。

安藤 その時だけ綺麗にしとけばいいわけですね(笑)。あと今考えてるのは、幼稚園の先生の1日みたいなのをYouTubeで作ろうかって思ってます。

西尾 めっちゃいいと思います。

安藤 要はそれを見て、新しい職員になるかもしれない養成校の生徒たちに訴えるのと、先生はそういうことをやってるんだなっていうのを、皆さんに知ってもらえるのは、あるのかなと。

あとYouTubeを見てる人は、うちの園の子どもが多いらしいんだよね。子どもたちが園で自分が映っているのをYouTubeで見てるって話です。

西尾 YouTubeもマリアこども園さんはバリバリに子どもたち出てるじゃないですか。保護者には入園の時に、園の活動を説明して許可はもらっているんですか。

安藤 もらっています。うちの子は映さないでくださいっていうご家庭もあるんだけど、そのうち、子どもが自分が映ってないのがストレスになって、映してほしいにもよくなったりします。だから、そこはどうなんだろうね、登録者数1万人以上いますなんて言いながら、あんまりみんなが見ちゃうのもどうなのかなっていうのはあります。

西尾 YouTubeは非公開ですよね。

安藤 行事等のYouTubeのアドレスは公開しない設定です。要は親御さんに誕生日会とか、運動会とかに関してはYouTubeの非公開のURLを送ってるんですよ。

episode12. 【街中を子どものよさでいっぱいにしたい】

安本 ひとつだけいいですか。ちょいちょい勘違いされるときがありますが、子どもをダシに営業してるみたいなことは全然ないです。僕自身は、地域に宣伝をしていくとか、園のことを発信していくときに、子どもを使って営業するみたいなニュアンスになるとちょっと違うんだろうなと思っています。僕としてはやった方がいいと思ってるんだけれども、リアルなものでやっちゃ駄目だと思っているんです。うちの園って動いてるでしょ感を見せたいがために、やたらと子どもを外に連れて行ってみたいなことはしたくないんです。そういうことだけはしておりません。何かそういう声を聞くこともあって、嫌だなあと思ったりしたので。

とはいえ、街中を子どものよさでいっぱいにしたいとは思ってます。秋に商店街が動いてる中で、子どもを中心にした取り組み、イベントを考えています。子どもの絵とかを各幼稚園などから集めて、画廊みたいなところに絵を飾る。個展会場みたいな一角を商店街の中に作って、みんなに子どもの絵を見てもらう機会を考えています。その中からお店の人たちが「うちの店でもこういうの飾りたいんだよ」って言ってくれたら、あとは園と交渉して、保護者に了解を取ります。そんなことをやろうかという話も出ていて、街がそうやって動いていくのはいいことだなと今思っているんです。

安藤 子どもを使う、使わないの話になっちゃうと、うちの園は昔ながらの幼稚園だから鼓笛隊があるんですよ。やっぱりイベントとかに行くわけです。保護者にしてみれば、いろんなところで子どもたちの練習の成果が見られるっていうところはあります。ただ、安本先生が言われたように、子どもを使いやがってと思われてる部分もあるのかなとは思いますけどね。

安本 そんなつもりはないんですよね、僕たちは。

安藤 やっぱり保護者としては練習した成果をどこかでいろんな人に見てもらいたいっていう部分があるし、運動会ではもちろん発表するんだけれども、それ以外の部分でっていうところもありますからね。

episode13. まとめにかえて

藤田 今までのお話だと、やっぱり園のことを知ってもらう必要性ですね、それがあるというところでデジタルとアナログも融合させて、園の情報発信をして理解者を増やしていく、地域に情報を広げていくというところが、皆さんも共通して意識をされているところじゃないかなと思いました。もちろん電車のあるなしだったり、広報してポスター貼ったらいかんとかですね、いろんな状況が地域によってある中、もちろん人から聞いた情報をそのままトレースしてうまいこといくっていうのは、もうこの世の中なかなかあまりないとは思うんですけれども、自分たちのエリアにうまく昇華したものを取り入れる、いいところだけを取り入れる、使えそうなものだけを取り入れる、ということをしていただければと思います。それぞれの地域の先生方にとって、一歩前進するヒントになったりとか、勇気づけをもらえる仲間が近くにいるというのを感じてもらえたりとか、そういうところにつながるんじゃないかなあと思いました。

本日はお忙しい中ありがとうございました。

※このあとは、二次会と称してお酒を飲みながら、楽しい時間は続いたのでした…

episode14. 【登壇者の感想】

登壇者(Zoom)

安本 今回の井戸端会議を通して、事前打ち合わせの段階からお二人の先生のお話に大きな刺激を受けていました。オンラインだからこその距離を超えてつながり合える喜びを感じました。自園の地域の特性に合わせたこれからの園運営において、各園で実践されている、例えばカフェブースだったり、自発や子育て支援センター、放課後児童会の併設などといった取り組みを聞いて、多角的に運営することの必要性やメリットを感じました。

今後も子どもを中心に据えた園づくりをしながら、地域貢献についても考えていけたらと思います。

ちなみにこの繋がりがきっかけで九州にまで行くことができ、そこでも新たな出会いがありました。VISHさんとリンクエイジさんには感謝しています。


安藤 若い園長先生のお話を聞くことによって、自分にも刺激になっています。安本先生、三浦先生の園は、距離的に遠くになるので、お二人のアイデアを参考にさせていただいて、自園の運営に活かすことができてありがたいです。これが、近隣の園のアイデアを参考にさせていただくと、なんとなくバツが悪いですからね。今後も、多くの園の皆様にこの会議に参加いただき、様々なアイデアを出し合って新しい形の保育、園経営が見えてくると素晴らしいですね。

三浦 今回の井戸端会議で、2名の先生方とお話する機会がありとても参考になりました。地域性や園の方針は違えど、もっと今ある幼稚園を良くしていきたい、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいという気持ちは同じで共感できる部分が多くありました。

安本先生・安藤先生とお話して、実践されている事を取り入れようと刺激を受けた部分と他の園との方針や考え方は違うけれども、これからも継続してやっていこうという部分とがはっきりと再認識できたことが参加してよかったなという正直な感想です。

色々な考え方の園が様々なアプローチで、一人一人違う子どもたちの可能性を引き出そう、子どもたちの為には何ができるかを真剣に考えていければと思います。

まさにダイバーシティとインクルージョン、とてもいい経験でした!


主催会社

 リンクエイジ株式会社は、インターネット写真サービス「memoridge」を運営しています。教育機関を中心にスポーツ団体や、さまざまなイベントの写真や動画撮影、インターネット上での販売を行うサービスです。現在は延べ全国1,700団体以上の導入実績があります。2021年10月には新サービス「memoridge drive(メモリッジドライブ)」を開始いたしました。「全ての愛を力に変える」をミッションに写真1枚から、愛情を増幅させ、世の中に変わらない愛の循環を生んでいきたい。 そして、その愛はきっと明日を生きる力に変わる。そんな愛ある会社を目指しております。

サービスWEBサイト:https://www.memoridge.com/

サービスWEBサイト:https://bit.ly/3HhFJjE

 VISH株式会社は、日本の真ん中・愛知県名古屋市からインターネットを活用し、皆さまの想い(Vision)を共有(Share)するクラウドサービスの開発・提供を行っています。2010年にリリースした「園支援システム+バスキャッチサービス」は、園バス運行情報、園児管理を中心に、保護者の連絡手段のデジタル化、教職員の働き方改革に寄与する低価格なクラウドサービスで、2022年12月1日時点で、全国2,100以上の施設で利用されています(解約・閉園除く)。

サービスWEBサイト:https://www.buscatch.com/

サービスWEBサイト:https://www.buscatch.com/solution/kindergarten/

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